銀歯をセラミックに変えたい!|セラミックが選ばれる4つの理由
皆さま、こんにちは。
桶川市 坂田の歯科医院「すなが歯科クリニック」です。
銀歯は詰め物や被せ物として長年使われている素材ですが、
・見た目が気になる
・金属アレルギーが心配
・再度むし歯になるのを防ぎたい
などの理由から、セラミック素材への変更を検討されるケースがあります。
セラミックには見た目の美しさや金属アレルギーのリスク軽減など、さまざまなメリットがあります。
今回は、セラミックが銀歯の代わりとして選ばれている理由を4つのポイントに絞ってご紹介します。
須永 亨 院長
2007年 明海大学歯学部 卒業2008年 明海大学臨床研修医修了
2008~2014年 関根歯科医院 勤務
2014~2016年 大塚歯科医院 勤務
医院名:すなが歯科クリニック
所在地: 〒363-0008
埼玉県桶川市大字坂田1011-1
Contents
セラミックが選ばれる4つの理由
セラミックが銀歯の代わりとして選ばれる理由として、見た目の美しさや健康面でのメリット、長期的な維持のしやすさがあげられます。
ここでは、セラミックが選ばれる理由について以下の4点をご紹介します。
1.自然な見た目と色合いの美しさ
2.金属アレルギーのリスクが少ない
3.劣化しにくい
4.むし歯や歯周病の予防
1.自然な見た目と色合いの美しさで笑顔に自信がもてる
セラミックは陶製の歯科素材で、天然の歯と同じような色合いや質感を再現することができます。
銀歯を使用していると見た目が気になることがありますが、セラミックに変更することで、自然で美しい仕上がりになり、笑顔に自信を持てるようになります。
特に、前歯など目立つ部分に使用する場合に、審美的に大きなメリットが得られるでしょう。
2.金属アレルギーのリスクが少ない
セラミックにはいくつかの種類がありますが、金属を使用しないタイプのセラミックを選択することで、金属アレルギーのリスクを下げることができます。
金属を使用する銀歯は、長期間使用していると金属アレルギーを引き起こすことがあります。
唾液の影響で銀歯に含まれる金属が溶け出すことがあり、微量の金属が体内に蓄積されることで金属アレルギーを発症するリスクが高まるためです。
一方、オールセラミックといった金属をまったく使わないタイプのセラミックは、金属アレルギーの心配がありません。
金属アレルギーをお持ちの方や、これから金属アレルギーを発症することを気にされる方には、セラミックは安心して使用できる選択肢となります。
3.劣化しにくい
セラミックは銀歯と比較して劣化しにくい素材です。
銀歯は長年の使用により金属が腐食し、微量の金属成分が徐々に溶けだすことがありますが、セラミックでは、金属を使用しないため成分が溶け出る心配がありません。
微量な金属が溶け出ることで、銀歯周辺の歯ぐきが黒ずんでしまう場合があるのです。
さらに、セラミックの特徴として、被せ物や詰め物が外れにくいという点もあげられます。
銀歯の場合、食べものや飲みものの熱で金属が膨張と収縮を繰り返し、接着部分が外れやすくなることがあるのです。
一方で、セラミックは熱による変化に強いこと、接着剤を用いて、歯に直接接着することから、セラミックと歯の間にすき間ができにくく、外れにくい状態を維持することができます。
このようにセラミックは経年劣化しにくいことから、長期間にわたって美しい状態を維持することができるのです。
4.歯周病やむし歯の予防にもつながる
セラミックは汚れがつきにくい材質であるため、歯周病やむし歯の予防に効果的です。
セラミックは表面に光沢があり、ツルツルとした滑らかな質感を持っているため、汚れやプラークが付着しにくいという特徴があります。
また、被せ物や詰め物としてセラミックを使用した際に、歯との間にすき間ができにくいことも、セラミックの特徴の一つです。
歯とセラミックとの間にすき間ができにくいため、すき間に汚れがたまりづらく、細菌が繁殖しにくい環境を維持することができます。
セラミックにすることで、むし歯や歯周病のリスクを減らすことができるのです。
セラミックを選ぶ際の注意点
セラミックは非常に優れた素材ですが、選ぶ際には以下の点に気をつける必要があります。
・自費診療である
・食いしばりや歯ぎしりの癖がある場合、破損対策を行う必要がある
銀歯は保険適用で治療することができる一方、セラミックは自由診療となりますので、保険が適用されません。
しかしながら治療費の負担が多少大きくなったとしても、むし歯や歯周病といったお口の健康を重視した場合にはコストパフォーマンスのよい選択ともいえます。
セラミックによる治療は、治療内容やセラミックの種類によって価格が変わるため、一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。
また、セラミックは丈夫な素材でできているものの、強度は銀歯の方が高いとされています。
歯ぎしりや食いしばりで強い力が加わるとセラミックの歯が破損する可能性があるため、マウスピースやナイトガードを使って破損を予防する必要があるでしょう。
歯ぎしりや食いしばりは、周囲の歯や顎へも負担をかけ、お口全体のかみ合わせにも影響したり、頭痛や肩こりの原因になったりすることがあります。
・顎が疲れやすい
・歯が欠けやすい
・歯がすり減っている
・歯ぎしりを家族から指摘された経験がある
上記のような方は、無意識のうちに歯を食いしばったり歯ぎしりをしていたりする場合があります。
歯ぎしりや食いしばりが気になる方は、一度歯科医院に相談してみましょう。
お口の健康にはメンテナンスが欠かせません
セラミックの治療が終わった後も、お口の健康を保つためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
セラミックの歯であってもご自身の歯と同様に、定期的な検診や日常のケアが必要です。
歯科医院での定期検診
セラミックの歯も、ご自身の歯と同様に定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
歯科医院での検診において、セラミック自体に問題がないか、歯周病やむし歯が進行していないかを確認することができます。
セラミックは汚れがつきにくい特徴がありますが、セラミックと隣の歯との間や、歯ぐきの境目に汚れがたまることでむし歯や歯周病を引き起こすことがあります。
歯科医院での定期検診を受け、いつまでも快適に過ごせる口内環境を目指しましょう。
セルフケアでのメンテナンスのポイント
歯科医院での定期検診はもちろん大切ですが、日々のセルフケアも非常に重要です。
丁寧に歯磨きを行い、歯間ブラシやデンタルフロスといった清掃補助具をうまく活用することがポイントです。
特に歯と歯のすき間は、歯ブラシだけでは6割ほどしか汚れを落とすことができません。
歯ブラシに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、歯と歯のすき間の汚れを約8割までしっかりと除去することができます。
(参考:神奈川県「今日から始めるすき間ケア-毎日のむし歯・歯周病対策-」より) >
生活習慣がお口の健康に与える影響
食生活や喫煙、歯磨き習慣といった生活習慣は、むし歯や歯周病、かみ合わせなどお口の健康に大きな影響を与えます。
お口の健康を損なう生活習慣には以下のものがあります。
・喫煙習慣
・歯ぎしりや食いしばり
・歯磨きの習慣がない
・だらだらと食べたり飲んだりする
・砂糖の摂りすぎ など
特に喫煙習慣は歯周病にかかりやすく、重症化しやすくすることがわかっています。
また、歯周病を治療した場合でも喫煙の影響で、治療後の治りが遅くなることがあるのです。
ある程度進行した歯周病であっても禁煙は効果的ですので、健康のために少しずつ、禁煙を始めてみませんか?
(参考:厚生労働省e-ヘルスネット「喫煙と歯周病の関係」より) >
喫煙以外にも、よく噛んで食べることを意識したり、間食を控えたりすることで、生活環境は少しずつ改善できます。
できることから少しずつチャレンジしてみましょう。
セラミックや審美治療のご相談は「すなが歯科クリニック」へ
お口の機能だけでなく、見た目の美しさも大切にする「審美治療」では、自然な美しさを得るために患者様との丁寧なコミュニケーションが欠かせません。
「すなが歯科クリニック」では、治療前の丁寧なカウンセリングを実施の上、歯科用CTによる検査を行うことで、歯の形や位置、かみ合わせの状態などをしっかりと確認します。
当院では、「セレック」と呼ばれる歯科専用のCAD/CAMシステムを採用しており、美しく精密な詰め物や被せ物を設計・製作することが可能です。
セラミックを用いた詰め物や被せ物を製作する場合、通常1週間前後かかります。
「セレック」を使用することで、最短1日で詰め物や被せ物の製作が可能な場合があり、治療期間が短くなるというメリットがあります。
セラミックや審美治療のご相談は、桶川市 坂田の歯科医院「すなが歯科クリニック」へご相談ください。