歯医者が苦手な人は「予防ケア」での通院がおすすめ!~予防はこれからの時代の新常識~
皆さん、こんにちは。
桶川市 坂田の歯科医院「すなが歯科クリニック」です
子どもでも大人でも歯医者が苦手な方はいらっしゃいます。
今の時代の子どもたちは、定期検診で歯医者に通い慣れている子が多いので、大人の方のほうが、歯医者が苦手な思いをこじらせているかもしれませんね。
昔のむし歯治療の記憶のせいで、歯医者が苦手というイメージがついてしまったのでしょうか。
もしかしてむし歯がひどくなってから歯科医院に行かれたのでは?
進行したむし歯の治療だったから、歯医者が苦手というイメージがついてしまったのかもしれません。
当院では、歯医者が苦手な方こそ歯が痛くなってつらい思いをすることがないように、予防ケアに通っていただきたいと考えています。
「歯医者が苦手なのにどうして通わないといけないの?」という方にこそ、歯科医院の「予防ケア」の上手な利用の仕方を知っていただきたいのです。
須永 亨 院長
2007年 明海大学歯学部 卒業2008年 明海大学臨床研修医修了
2008~2014年 関根歯科医院 勤務
2014~2016年 大塚歯科医院 勤務
医院名:すなが歯科クリニック
所在地: 〒363-0008
埼玉県桶川市大字坂田1011-1
Contents
定期検診に通えばお得がいっぱい!歯医者が苦手な方ほどおすすめの「予防ケア」とは?
「歯医者は苦手。できるだけ行きたくない」と思っている方にお伝えしたいのは定期検診に通ったほうが「お得」に感じることがたくさんある、ということです。
どういったところが「お得」なのかを紹介します。
むし歯になる前に通院すれば歯が痛くならない
そもそも、むし歯にならなければ痛い思いはしません。
むし歯になるから痛いのです。
むし歯にならないように通うのが「予防ケア」ですから、歯医者が苦手な方こそむし歯や歯周病にならないように「予防ケア」を受けた方がよいと思いませんか?
むし歯や歯周病を早期発見できるので治療が軽い
予防ケアに通っていれば、むし歯や歯周病を早めにみつける「早期発見」ができます。
ごく初期むし歯の治療なら、麻酔をしなくても大丈夫なケースがほとんどです。削らずに様子を見るだけですむこともあるほどです。
処置をした場合でも1回で終わるほど治療が軽くすむことがほとんどです。
定期検診とクリーニングでお口スッキリ
定期検診で行うクリーニングを行うと、お口がさっぱりと気持ちがいいですよ。
舌で歯を触ると、歯がツルツルしているのを実感できます。
ぜひ体験していただきたい爽快さです。
口臭も予防できてお口を清潔に保てる
口臭を予防できるのも大きなメリットです。
歯についた汚れは、くさいにおいの原因になります。さらにそこから歯周病を発症すると、ひどい口臭が発生します。
また、お口の中の清潔を維持できると、口内の細菌を減少させ、口臭予防につながります。
「マスク生活で自分の口のにおいが気になる」という方も、クリーニングで歯の汚れを除去することをおすすめします。
定期検診の予防ケアはどんなことをするの?
歯科の定期検診で行う予防ケアとはどんなことをするのでしょうか。
むし歯や歯周病の予防には、歯科医院で行う「クリーニング」と、ご家庭で行う「歯磨き」の両方を併用することが重要です。
プロのテクニックで行う歯のクリーニング
クリーニングは、歯垢・歯石を取り除くのが主な目的です。
歯垢とは、歯に付着した細菌のかたまりです。プラークともいい、白くネバネバしています。
磨き残しなどで、歯と歯の間や歯と歯ぐきの間に蓄積された歯垢は、2日ほどで石のようにかたい「歯石」に変わります。
こうなるともう歯ブラシでは取り除けません。
歯石は歯科医院で行われるクリーニングで丁寧に除去します。
●スケーリング
「スケーラー」といわれる専用の器具で歯石を削り取ります。
歯石取りにあまり行っていないと、頑固な歯石が増え、強い力を歯にかけることになるため痛みを感じる方もいらっしゃいます。
定期的に歯科医師や歯科衛生士のプロフェッショナルの技で歯石を取り除いていれば、痛みは感じにくくなるでしょう。
●PMTC
歯をきれいにする専用の機械です。
歯垢や、歯垢が固まって膜になった「バイオフィルム」を取り除きます。
●ポリッシング
歯の表面がツルツルになるようにペーストを使って歯を整え、歯のざらつきをキレイにして歯垢の付着を防ぎます。
歯についた着色汚れも落とせるので、歯そのものの白さに戻す効果にも期待できます。
痛みもなく、むしろ気持ちがいい処置です。
●フッ素塗布
キレイになった歯にフッ素を塗ります。
フッ素にはむし歯菌の働きを弱め、歯を強化する効果があり、子どもだけではなく大人にも有効なむし歯予防です。
お一人お一人に合わせたブラッシング指導
予防の基本は毎日の歯磨きです。
歯医者が苦手な方の中には「歯医者にできるだけ行かなくてすむように」と、しっかり歯磨きをしている方もいらっしゃるでしょう。
ただ、「正しいブラッシング方法」ができている方は少ないのが現状です。
歯科では、患者さんのお口に合わせたブラッシング指導を行っています。
歯垢がたまりやすいところ、磨きにくいところを重点的に効率よく磨く方法をお伝えしています。
また、デンタルグッズの選び方や使用の仕方などもアドバイスしています。
歯ブラシだけでは汚れは落としきれません。
積極的にデンタルフロスや歯間ブラシを使用できるようにサポートしています。
これからの時代、予防は常識!「痛くなる前に歯医者に通う」
2020年に日本歯科医師会で行われた「歯科医療に関する生活者調査」で、「定期的に歯のチェックを受けている」方は33.8%という結果が出ています。
お子さんの定期検診が習慣化しているご家庭は多いですが、定期検診に通っている大人の方はまだ少ないですね。
ただ、前回の2018年の調査では31.3%であったことを考えると、少しずつとはいうものの年々上昇しており、歯科での予防が常識化しつつあることがわかります。
「歯が痛くなったら歯医者に通う」ではなく、「痛くなる前に歯医者に通う」という新しい習慣を身につけることが必要なのです。
予防先進国のスウェーデンの取り組み
ここで、予防先進国といわれるスウェーデンの取り組みを紹介しましょう。
スウェーデンの歯科受診率は大人の方で80%、子どもでは100%といわれています。
ただ、そんなスウェーデンも1970年代は日本よりもむし歯の子どもが多かったというから驚きですね。
そのためスウェーデンでは「予防歯科」の受診を義務化し、定期的にブラッシング指導やクリーニング、治療を受けることで、今では80歳代の「現存歯数(歯が残っている数)」は21.1本。
日本では13.0本なので、スウェーデンの「予防歯科」の効果がきちんと発揮されているのがわかりますね。
(※参照:厚生労働省 平成29年度歯科医疾患実態調査より)
「予防ケア」は継続すればたくさんのメリットを感じられる
このように「予防ケア」には多くの「お得」があるのですが、まだまだたくさんの「メリット」があります。
10年・20年先までお口の健康を維持できる
「予防ケア」を続けると、当然のことながらお口の清潔を維持し続けることができるので、お口がいつまでも健康です。
お口の健康は、「自分の歯で美味しく食事ができる」「おしゃべりが楽しめる」など、身体や心の健康につながります。
健康な歯を維持できれば入れ歯やインプラントの必要がない
健康な自分の歯が維持できているということは、入れ歯やインプラントの治療をしないので、長期間治療に通う必要がありません。
例えば、インプラントの治療期間は3カ月から1年ほどかかります。
そのあいだ通院を続けないといけないことを考えると、定期検診で数カ月に1回予防ケアに通うことと比べてみても、時間の節約にもなるでしょう。
生涯医療費の節約につながる
節約は時間だけではありません。
「定期検診で数カ月に1回医療費がかかる……」と思われるかもしれませんが、一生涯の医療費を考えてみると、どうでしょう。
もし、定期検診に行かず、早くからむし歯や歯周病で歯を失ってしまうと、人工歯で補う必要があります。
なかでも「よく噛める」と評判の人工歯インプラントは自由診療のため高額で、まとまった治療費がかかります。
入れ歯は保険診療でつくれるものもありますが、噛み心地の満足感を得たくてこだわって製作すると自由診療になります。
これらは、むし歯や歯周病を予防して歯を失わなければかからない費用です。定期検診に通う方が医療費は節約できる傾向にあるのです。
歯医者の「予防ケア」を上手に利用してむし歯・歯周病にならない快適な毎日を!
「歯医者が苦手」な皆さん、「それなら歯医者に行ってみようかな」という気持ちになれたでしょうか。
歯医者の「予防ケア」を上手に利用できれば、むし歯や歯周病にならなくてすみ、治療を行わなくてすみますよ。
桶川市 坂田のすなが歯科クリニックでは、「歯医者が苦手」という方でも、いつまでも健康なお口を維持するために、不安をやわらげるよう配慮した治療を心がけています。
丁寧なカウンセリングやコミュニケーションを大切にし、患者さんの気持ちに寄り添ってサポートいたしますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。
お忙しい方でも通いやすいように、夜間は19時半まで、土曜も18時まで診療しています。24時間受付のインターネットでのご予約もご利用ください。