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毎日歯を磨いているのに磨き残しができるのはなぜ?原因と対策をわかりやすく解説

「毎日歯を磨いているのに、なぜ磨き残しができるのだろう」と疑問に感じたことはありませんか。

 

歯磨きは毎日の習慣ですが、歯ブラシの毛先が届きにくい場所があったり、お口の環境が変化したりすることで、知らないうちに汚れが残ってしまうことがあります。
これは決してめずらしいことではありません。

 

磨き残しを減らすためには、自分のお口の特徴を知り、それに合ったケアを続けることが大切です。

 

今回は、磨き残しが起こる原因やそのままにするリスク、今日から実践できる対策について解説します。

 

須永 亨 院長
須永 亨 院長

須永 亨 院長

2007年 明海大学歯学部 卒業
2008年 明海大学臨床研修医修了
2008~2014年 関根歯科医院 勤務
2014~2016年 大塚歯科医院 勤務



医院名:すなが歯科クリニック
所在地: 〒363-0008
埼玉県桶川市大字坂田1011-1

 

 

毎日歯を磨いていても磨き残しができる4つの理由

毎日歯を磨いていても、磨き残しは誰にでも起こる可能性があります。

 

歯並びや歯ぐきの状態など、お口の環境は少しずつ変化し、これまでと同じように磨いていても汚れが残りやすくなることがあるためです。

 

1.磨き残しが出やすい場所がある

お口の中には、丁寧に歯磨きをしていても磨き残しが生じやすい場所があります。

 

具体的には「歯と歯のすき間」「歯と歯ぐきの境目」「奥歯のかみ合わせの面の溝」に加え、「歯が重なっている部分」などが挙げられます。

 

2.磨き方に癖が出てしまうことがある

丁寧に歯磨きをしていても、磨き方の癖によって一部に汚れが残ることがあります。

 

たとえば、利き手の影響で同じ方向からばかり歯ブラシを当てたり、磨きやすい場所ばかり重点的に磨いたりすると、一部の歯に汚れが残りやすくなります。

 

3.歯ブラシがお口の状態に合っていない場合がある

歯ブラシが合っていないことも、磨き残しが起こる原因の一つです。

 

歯並びや歯の大きさ、歯ぐきの状態はお一人お一人異なります。そのため、すべての方に合う歯ブラシはありません。

 

たとえば、歯並びが複雑な方はヘッドの小さい歯ブラシの方が磨きやすい場合があります。
また、毛先が開いた歯ブラシを使い続けると、汚れを落とす力が低下し、磨き残しにつながることがあります。

 

歯ブラシは1ヶ月程度を目安に交換し、ご自身のお口に合ったものを選ぶことが大切です。

 

4.歯ブラシだけでは落としきれない汚れがある

歯ブラシだけですべての汚れを落とすことは難しいとされています。

 

特に「歯と歯のすき間」は歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れが残りやすい場所です。

 

歯の表面には、細菌のかたまりである歯垢(プラーク)が付着します。
歯垢はベタベタとしているため、うがいだけで洗い流すことは難しいでしょう。

 

磨き残しを減らすためには、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを使用し、歯と歯のすき間まできれいにすることが大切です。

 

 

磨き残しをそのままにするリスク

磨き残しがあるからといって、すぐにお口のトラブルが起こるわけではありません。
しかし、歯垢(プラーク)が長期間残ると、むし歯や歯周病、口臭などの原因になることがあります。

 

お口の健康を守るためにも、毎日の歯磨きでできるだけ磨き残しを減らすことが大切です。

 

歯石の蓄積につながる

磨き残した歯垢は、時間の経過とともに歯石へ変化します。

 

歯垢は細菌のかたまりであり、唾液に含まれるカルシウムやリンと結びつくことで硬くなり、歯石になります。
歯石の表面は凹凸が多いため、新たな歯垢が付着しやすくなるのが特徴です。

 

また、歯石は一度できると歯ブラシでは取り除けません。
そのまま蓄積すると細菌が繁殖しやすい環境となるため、歯科での定期的なクリーニングが必要になります。

 

むし歯の原因になる

磨き残しが増えると、むし歯になるリスクが高まります。

 

むし歯は、お口の中の細菌や糖分の摂取状況、歯の質など、さまざまな要因が重なって発生します。

 

歯垢に含まれる細菌が、糖分を利用して酸を作り出すことで、歯の表面が少しずつ溶かされ、むし歯が進行していくのです。

 

歯周病のリスクが高まる

磨き残しは歯周病の大きな原因の一つです。

 

お口の中に歯垢がたまると、歯垢に含まれる細菌が出す毒性物質によって、歯ぐきに炎症が起こります。
初期段階では歯ぐきの腫れや出血などの症状がみられますが、さらに進行すると歯を支えている顎の骨に影響を及ぼすこともあります。

 

口臭につながることがある

磨き残しによって歯垢がたまると、口臭の原因になることがあります。

 

口臭のおもな原因の一つは、お口の中の細菌が作り出すガスです。
歯垢の中にいる細菌は、食べかすや唾液、剥がれ落ちた粘膜の細胞などに含まれるたんぱく質を分解し、その過程でにおいの原因となるガスを発生させます。

 

磨き残しが多い状態が続くと細菌が増殖しやすくなり、口臭が強くなることがあるため注意が必要です。

 

 

磨き残しの多い箇所と、セルフケアでできる対策

磨き残しを減らすには、汚れがたまりやすい場所を知り、それぞれに合った方法でケアすることが大切です。

 

歯ブラシは強く動かせば汚れが落ちるわけではありません。
鉛筆を持つように歯ブラシを軽く握り、毛先が広がらない程度の力で小刻みに動かすことを意識しましょう。

 

歯と歯のすき間

「歯と歯のすき間」は、歯ブラシだけでは汚れを十分に落としにくい場所です。

 

歯ブラシの毛先は歯の表面には届いても、歯と歯が接している部分までは入り込みにくいため、歯垢が残りやすくなります。

 

対策として、歯磨きに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを併用しましょう。

 

歯と歯ぐきの境目

「歯と歯ぐきの境目」も歯垢や食べかすがたまりやすい場所です。

 

歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、小刻みに振動させるように動かします。

 

力を入れすぎると歯ぐきを傷つける可能性があるため、やさしく磨くことがポイントです。

 

奥歯のかみ合わせの面の溝

「奥歯のかみ合わせの面」には細かい溝があり、食べかすや歯垢がたまりやすくなっています。

 

溝が複雑な形をしていることに加え、奥歯はご自身では見えにくいため、歯ブラシを当てているつもりでも汚れが残りやすい箇所です。

 

奥歯を磨く際は、毛先をかみ合わせの面に垂直に当て、溝に沿って細かく動かしましょう。
歯ブラシを大きく動かすのではなく、小刻みに動かすことで効率よく汚れを除去できます。

 

歯並びが重なっている部分

「歯並びが重なっている部分」も、歯ブラシが届きにくく磨き残しが生じやすい場所です。

 

八重歯や歯の重なりがある部分は、汚れがたまりやすいだけでなく、通常の磨き方では毛先が届かないことがあります。

 

歯ブラシを横から当てにくい場合は、縦向きに持ち替えるなど角度を工夫しながら1本ずつ丁寧に磨きましょう。
また、毛束が小さいワンタフトブラシを活用すると、細かい部分の清掃がしやすくなります。

 

お口の健康のために歯科での定期検診を活用しましょう

毎日丁寧に歯を磨いていても、すべての汚れを落とし切ることは難しいものです。
また、お口の状態は年齢や歯並び、治療内容などによって少しずつ変化するため、これまでと同じケアでは磨き残しが生じやすくなることもあります。

 

磨き残しを減らし、お口の健康を維持するには、毎日のセルフケアに加えて歯科での定期検診を活用することが大切です。

 

定期的なクリーニングでお口を清潔に保つ

歯科で行うクリーニングは、歯磨きでは落としきれない汚れや歯石を除去するのに役立ちます。

 

定期的に歯石除去や歯面清掃などの予防処置を受けることは、歯を長く残すためにも重要です。

 

ある調査では、5年間にわたり定期的な歯石除去などを受けた方の平均喪失歯数は0.37本だったのに対し、受けなかった方は1.39本だったことが報告されています。


(参照:厚生労働省|歯の健康「3.現状と目標(1)歯の喪失の防止(咀嚼機能の維持)」より) >

 

毎日の歯磨きだけでは取り除けない汚れもあるため、定期的にクリーニングを受け、お口の中を清潔な状態に保ちましょう。

 

歯磨き指導を活用して、セルフケアの質向上につなげる

磨き残しを減らすために、ご自身のお口の状態に合った歯磨き方法を身につけるのもポイントです。

 

歯科では、磨き残しが多い場所や磨き方の癖を確認しながら、適切なブラッシング方法をお伝えしています。
また、歯ブラシの選び方やデンタルフロス、歯間ブラシなどの補助清掃用具の使い方についてアドバイスも受けられます。

 

歯磨き指導の活用で、毎日のセルフケアの質向上が期待できるでしょう。

 

お口のトラブルの早期発見に役立つ

定期検診は、むし歯や歯周病などのお口のトラブルを早期に発見するためにも重要です。

 

むし歯や歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどないことがあります。
痛みや違和感がないまま進行し、気づいたときには治療が必要になっているケースも少なくありません。

 

定期的にお口の状態を確認することで、小さな変化にも気づきやすくなります。
お口の健康を長く維持するためにも、症状の有無にかかわらず定期的な受診を心がけましょう。

 

 

歯磨き方法や磨き残しのお悩みは当院までご相談ください

毎日歯を磨いていても、磨き残しは誰にでも起こる可能性があります。

 

磨き残しを減らすためには、汚れが残りやすい場所を意識したセルフケアに加え、定期的な検診やクリーニングを活用することが大切です。

 

当院では「予防歯科」に力を入れており、定期的なクリーニングや歯磨き指導を通じて、お口の健康維持をサポートしています。
また、患者さまお一人お一人のお悩みや不安を丁寧にうかがい、お口の状態に合わせたセルフケア方法をご提案しています。

 

「毎日磨いているのに磨き残しを指摘される」「自分に合った歯磨き方法を知りたい」という方は、お気軽に当院までご相談ください。


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