子どもの矯正っていつから?~矯正を検討する2つのタイミングとメリット~
皆さま、こんにちは。
桶川市 坂田の歯科医院「すなが歯科クリニック」です。
「子どもの歯並びが気になる」けれども、いつから矯正治療を視野に入れればよいのでしょうか。
じつは、矯正治療を始めるのに「遅すぎる」ことはなく、いつからでも始められます。
子どものころから矯正治療を始めるのであれば、その子に適切なタイミングを見極めることが大切です。
そのためには、定期的に歯医者に通院して、早めに矯正相談をしましょう。
今回は、子どもの矯正のタイミングとメリットを紹介します。
須永 亨 院長
2007年 明海大学歯学部 卒業2008年 明海大学臨床研修医修了
2008~2014年 関根歯科医院 勤務
2014~2016年 大塚歯科医院 勤務
医院名:すなが歯科クリニック
所在地: 〒363-0008
埼玉県桶川市大字坂田1011-1
Contents
子どもの矯正治療はいつから始めるのがおすすめ?
子どもの矯正治療は、「第1期治療」と「第2期治療」の2つのタイミングに分けられます。
保護者の方がベストなタイミングを判断するのは難しいため、歯科医院で早めに相談しましょう。
以下のような症状やお悩みがあれば、すなが歯科クリニックへご相談ください。
・歯並びがガタガタしている
・すきっ歯が気になる
・指しゃぶりなどの癖がある
・お口をポカンと開けている
・保護者の方の歯並びが悪い
歯並びは、遺伝もありますが、生活習慣によっても変化します。
特に、子どものころであれば歯並びの改善だけではなく、お口周りの筋力を鍛えることも可能です。
小さいうちから筋力を整えて、歯並びを悪くする癖を改善することで、きれいな歯並びが安定します。
「第1期治療」と「第2期治療」どちらの時期がいいというわけではなく、お子さまのベストな時期を見極めることが大切です。
子どもの矯正治療を検討するタイミング①【第1期治療】
第1期治療の特徴
第1期治療では、正常な顎の成長をサポートして、歯が並ぶ土台を整えます。
顎の成長が旺盛な小学生・中学生くらいまでを対象とした治療です。
装置やお子さまのモチベーションにより、矯正を始められる年齢には個人差があります。
この時期は、顎の成長を装置によりコントロールすることが可能なので、骨格的な矯正治療ができます。
歯に対して顎が小さいお子さまは、骨格的に改善しておくと、将来きれいに歯が並ぶのが期待できるのです。
使用する装置
使用する装置は、取り外し式です。
矯正治療というと、金属のワイヤーを付ける印象がありますよね。
しかし、小さなお子さまのうちの矯正治療は、取り外し式のためお子さまに負担が少ないという特徴があります。
また、装置を使用するのは、基本的にはご自宅のみです。
顎を積極的に拡大する装置や、歯のスペースを保つために取り外し式の装置に一部ワイヤーが付いているものなどさまざまです。
使用する装置に関しては、カウンセリングや精密検査をした後にご提案いたしますので、その際に詳しく説明させていただきます。
子どもの矯正治療を検討するタイミング①【第2期治療】
第2期治療の特徴
第2期治療は、永久歯が生えそろう12歳以降のお子さまが対象です。
顎の大きさが決定する時期のため、顎のコントロールではなく、歯1本1本をきれいに並べるための治療を行います。
治療期間は、2〜3年でゆっくり歯を動かすのが特徴です。
使用する装置
歯の表面にブラケットと呼ばれる、米粒くらいの四角い装置を専用ボンドで貼り付けます。
そこに、アーチ状のワイヤーを通して、徐々に歯並びを整えるのです。
1920年ごろ米国で開発されて以来、その基本的なコンセプトは変わらず、歴史が長い矯正方法のひとつです。
月に1回は通院していただき、ワイヤーを調整したり、新しいものに交換したりします。
他にも、マウスピースのような装置を一定期間ごとに新しいものに取りかえることで、歯並びを改善する方法などもあります。
すなが歯科クリニックは、ライフスタイルに合わせた矯正方法をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
(出典:厚生労働省e-ヘルスネット‐不正咬合の治療法の概要 より)
子どものうちから歯列矯正をするとメリットが多い【顎の成長】
それでは、子どものうちから歯列矯正をすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
まずは、「顎の成長」をみてみましょう。
抜歯のリスクを回避できる可能性が高い
骨格的な改善ができる子どものうちの矯正治療であれば、抜歯を回避できる可能性が高まります。
子どものうち、特に12歳以下のお子さまが行う「第1期治療」では、正常な顎の成長をコントロールできます。
そのため、歯が生えるスペースを作り出すことができるのです。
一方、顎の大きさが決まってから矯正治療をすると、抜歯をして歯を並べるスペースを確保する必要があります。
歯や顎の関節への負担が少ない
子どもの方が大人に比べて、顎の骨が柔軟で成長も旺盛なので、矯正治療による歯や顎への負担が少ないことがあります。
大人になると、顎の骨は成長を終えて硬くなるため、歯を動かそうとしてもスムーズに動かないこともしばしばあります。
その理由は、骨代謝です。
骨の成長=骨は新陳代謝「骨代謝」をしているとわかっています。
「骨を作る細胞」「骨を破壊する細胞」により、骨代謝が起こり、新しい骨が作られるのです。
矯正治療により、歯を後方に動かそうとしたとき、後方の骨は破壊されて、前方の骨は作られます。
このサイクルがスムーズに行われる、子どものうちであれば、歯や顎への負担も少ないのです。
骨格的なバランスを整えられる
子どもの矯正治療は、顎の大きさを整えて、歯の生えるスペースを確保することが可能です。
また、顎のバランスが整うと、上下のかみ合わせも整います。
横顔が整う
骨格的なバランスが整えられると、横顔がきれいになります。
鼻の先端と顎の先を結んだ線「Eライン」の内側に唇があるのがきれいな横顔とされます。
子どものうちから矯正治療を始めることで、将来的にきれいな横顔になる可能性が高まるのです。
自分では、横顔をみることは多くありませんが、じつは他人からは横顔の方が多くみられています。
きれいな歯並びはもちろん、美しい横顔を手に入れることもできるのが矯正治療です。
子どものうちから歯列矯正をするとメリットが多い【身体の健康】
次に、子どものうちから歯列矯正をすると、身体の健康にどのようなメリットがあるのかをみてみましょう。
むし歯や歯周病のリスクが低減
歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなります。
むし歯や歯周病の原因は、細菌のかたまり「歯垢(プラーク)」です。
細菌が増殖するのを防ぐためには、食べかすなどを毎日歯磨きで落とすことが大切です。
歯並びがガタガタしているときよりも、整った歯並びの方が磨きやすいため、むし歯や歯周病のリスクは低くなります。
身体の発育によい影響を与える
矯正治療は、「かみ合わせ」も整えることができます。
しっかり噛むことができれば、顎や脳によい刺激が伝わります。
また、硬いものからやわらかいものまで自分の歯でしっかり噛めれば、栄養面も偏りません。
かみ合わせのバランスが崩れていることにより、硬いものが噛めない方もいらっしゃいます。
子どものうちから矯正治療で歯並びやかみ合わせを整えることは、身体の発育にもよい影響を与えるのです。
笑顔が増えて伸びやかに過ごせる
歯並びが美しいと、お口元のコンプレックスを抱えることは減ります。
矯正治療を終えると、自然とお口元を見せて笑顔で過ごせるようになる方もいらっしゃいます。
「口元が気になる」といったお悩みは子どもには少ないのでは?と思いますが、思春期になると自分の容姿が気になるものです。
なかなか保護者の方に言い出せないこともあります。
子どものうちからきれいな歯並びに整えることは、お子さまが笑顔で伸びやかに過ごせる可能性を広げてくれるのです。
子どものうちから歯列矯正をするとメリットが多い【その他】
グローバルに活躍できる可能性が広がる
欧米では、歯並びがきれいであることはマナーともいわれるほど、歯への美意識が高く「矯正治療は子どものうちにする」方が一般的です。
お子さまが将来グローバルに活躍できる可能性を広げるためには、矯正治療を子どものうちにする方が効率的です。
大人になってから矯正治療を始めることもできますが、できるなら子どものうちにきれいな歯並びに整える方が時間を有効に活用できます。
治療期間が短縮する
第1期治療から始めた場合は、治療期間が短縮する可能性があります。
顎の大きさを整えている分、第2期治療でスムーズに歯の配列ができるのです。
また、第1期治療だけで治療を終えられることもあります。
費用面の負担が少なくなる
治療期間が短縮し、第1期治療だけで終えられれば、費用面の負担も軽減します。
取り外し式の装置から始めれば、お子さまはもちろん家族のみなさまの負担が少なくなる可能性があります。
お子さまの歯並びが気になったら「すなが歯科クリニック」にご相談ください
桶川市坂田の【すなが歯科クリニック】は、受付やカウンセリングから丁寧に対応いたしますので、些細なことでもお話しください。
当院は、子どもから大人まで幅広い年齢の矯正治療を行っています。
今までの経験や知識から、お一人お一人に合うベストなタイミングや治療法をご提案することが可能です。
電話もしくはインターネット(24時間)でご予約ください。