歯が黄ばんできた!?昔は白かった歯が変色する理由と対処法
皆さん、こんにちは。 須永 亨 院長
桶川市 坂田の歯科医院「すなが歯科クリニック」です。
「最近、歯の黄ばみが気になる……」「前はもう少し白かったのに……」と、歯の黄ばみが気になってきた方はいらっしゃいませんか。
歯の白さは他の人に清潔な印象を与えることができ、笑顔に自信が持てるようになります。
いつまでも白い歯でいたいのに、歯はどうして変色してしまうのでしょうか。
今回は歯が黄ばんでくる理由と、その対処法を紹介しましょう。
2008年 明海大学臨床研修医修了
2008~2014年 関根歯科医院 勤務
2014~2016年 大塚歯科医院 勤務
医院名:すなが歯科クリニック
所在地: 〒363-0008
埼玉県桶川市大字坂田1011-1
歯はどうして黄ばんでくるの?
歯が黄ばんで変色する原因はひとつではありません。
人によってもさまざまな原因があるので、それぞれに合った理由を知り、適した対策を行いましょう。
【外側からの原因1】食べもの・飲みものなどの着色汚れ(ステイン)
食べものや飲みものなど、日常的に摂取している飲食物が原因で歯が汚れることがあります。
それが「ステイン」といわれる着色汚れによるものです。
ステインとは、飲食をした食品に含まれている「ポリフェノール成分」が、唾液中の「ぺクリル」というたんぱく質と結合して歯に付着した汚れです。
歯磨きが不十分でこの汚れが残ってしまうと、歯に色素が残ってしまい、ご家庭のケアだけでは取り除けなくなってしまうのです。
ステインが付きやすいポリフェノールが多く含まれる食品は、以下のようなものがあります。
・コーヒー
・紅茶
・赤ワイン
・カレー
・チョコレート
これらの飲食物を口にしたときは、できるだけ早く歯磨きを行うように心がけましょう。
すぐに歯を磨くのが難しい場合は、口をすすいだりして、お口の汚れを落とすようにしてください。
また、汚れを落とそうと力を入れて歯を磨くのは逆効果です。
歯の表面のエナメル質を傷つける可能性があります。
傷ついた場所に汚れが入り込み、余計に歯に汚れが付着することになりかねません。
歯ブラシは小刻みに動かし、軽い力で歯を1本1本磨くようにして、汚れを丁寧に落とすのがポイントです。
【外側からの原因2】粘着力の強いたばこの「ヤニ」
たばこの「ヤニ」はステインよりも粘着力が強く、がんこな汚れが付着します。
たばこの煙がお口全体に広がり、吸い続けることで何層にも重なった汚れが歯に積み重なるのです。
また、たばこは歯ぐきの黒ずみを引き起こす色素沈着の原因にもなります。
たばこを吸うことで、歯ぐきの血液の流れが悪くなるためです。
たばこの「ヤニ」は、見た目が悪くなるだけでなく、喫煙者は歯周病にかかりやすく、治療をしてもなかなか治りにくいことがわかっています。
喫煙をしていてもホワイトニングは行えますが、「歯を白くしたい」「キレイな口元になりたい」と思われる方は、少しずつ本数を減らしてみるのを検討してみましょう。
【内側からの原因1】加齢によるもの
歯の黄ばみは加齢によるものもあります。
もともとの歯の色は、象牙質の色に影響されます。
象牙質とは、歯の内側にある主体となる部分です。
この象牙質が、歯の表面を覆っているエナメル質を通して透けて見えているのです。
象牙質には、生まれつき黄色みが強い人や弱い人がいるのですが、年齢を重ねると黄色みが強くなってきます。
さらにエナメル質が年とともに薄くなり、より透けてしまうことで以前より歯が黄ばんで見えるのです。
【内側からの原因2】子どものころに摂取していた抗生物質
歯の形成期である子どものころに、テトラサイクリン系の抗生物質を大量に摂取すると、その副作用として歯の変色があらわれることがあります。
昭和40年代ごろに風邪薬のシロップとして使われていた時期があり、歯に「灰色がかった色になる」「縞模様がある」といった症状を引き起こします。
【歯科のワイトニング】のしくみ
これらの歯の黄ばみは、歯科で行う「ホワイトニング」で、歯を内側から白くすることができます。
歯医者の「ホワイトニング」は、歯を削ることなく、歯科医院でしか処方できない薬剤で歯を理想の色まで白くします。
自宅などお好きな場所で!当院おすすめ「ホームホワイトニング」とは?
当院では、手軽に行えるホワイトニングとして「ホームホワイトニング」をおすすめしています。
「ホームホワイトニング」は、自宅などお好きな場所で行えるホワイトニングです。
何度も歯医者に通う時間がない方にぴったりです。
テレビを見ながら、音楽を聴きながら、お風呂に入りながらなど、すき間時間にリラックスして行えます。
最初に歯科医院でオーダーメイドのマウスピースを製作し、そこに専用の薬剤を流し込み、装着するだけなので、気軽に始めることができます。
白さを実感するまで2週間から1カ月ほどかかりますが、ゆっくり歯の内側まで浸透するため、効果が長持ちする傾向にあります。
持続期間は6カ月から1年ほど。ただ、毎日装着する必要がありますので、歯科医師の指示通りの時間、行うようにしましょう。
歯を内側から白くできるのは「歯科のホワイトニング」だけ
歯の内側が原因の「加齢」による黄ばみは、歯磨きで改善することはできません。
「歯医者のホワイトニング」でしか効果があらわれません。
さらに「歯医者のホワイトニング」なら、歯についたステインの汚れも分解して白くすることが可能です。
ホームホワイトニングで使用する薬剤「過酸化尿素」とは?
歯科医院で処方される薬剤は「過酸化尿素」。
これは、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」で使用される薬剤と比べると低濃度なものですが、歯科医師のみが取り扱える薬剤のため、歯医者でしか処方できません。
過酸化尿素は、歯にしみにくく、痛みを感じにくい薬剤です。
歯の内側からしっかり漂白することが可能で、マウスピースを装着することで奥歯までしっかり浸透できます。
付着した色素を分解して歯を白くする
歯に付着しているステインやヤニなどの汚れが、歯の色を暗くし変色させています。
ホワイトニングの薬剤が歯に浸透して化学反応を起こし、これらの汚れの色素を無色透明に分解して歯を白くします。
できるだけ【歯の白さを持続させる】方法とは?
ホワイトニングには、歯の色が元に戻る「後戻り」があります。
一度白くしたら効果がずっと続くわけではないので、せっかく白くなった歯をできるだけ維持できるように心がけましょう。
それでは、どのようなことに気を付ければ白さが持続することができるのでしょうか。
色の濃い食べもの・飲みものに注意
ホームホワイトニングを施術中は、飲食物に気を付けましょう。
マウスピースを外した後3~4時間は歯に色が入り込みやすい状態になっています。
以下のような、普段何気なく摂取している色の濃い調味料や、食べもの・飲みものには注意が必要です。
・カレー
・味噌
・醤油
・ソース
・ケチャップ
・お茶
・コーヒー
・ココア
・赤ワイン
食事はホワイトニングを行う前にすませるようにして、施術した後は水で水分を摂り、そのほかの飲食は控えることをおすすめします。
また、喫煙もやめておきましょう。
追加のホワイトニング「タッチアップ」が効果的
白さの効果が薄れてきたころに、もう一度ホワイトニングを行う追加の「タッチアップ」を行いましょう。
ホワイトニングを繰り返すことで、白さの効果が長持ちします。
追加の薬剤を歯科医院で処方してもらうだけで、マウスピースはそのままお使いいただけます。
ただ、マウスピースが変形していないかなどの確認は行いましょう。
定期検診で歯のクリーニングを受ける
歯科医院の定期検診では、歯のクリーニングを行っています。
クリーニングでは、歯の汚れのもととなる「歯垢」や「歯石」を取り除き、むし歯や歯周病の予防を行っています。
当院では、「PMTC」という専用の機械を使ってお口の掃除をしています。
歯の表面に付着した色素を落とすことも可能なので、ホワイトニングで白くなった歯を長持ちさせることができます。
歯が黄ばむ理由を知って、効果的に歯を白くしましょう
桶川市 坂田の「すなが歯科クリニック」では、患者さまの歯の黄ばみのお悩みにお応えして、「ホームホワイトニング」を行っています。
「ホームホワイトニング」なら加齢による歯の黄ばみも、内側から漂白することができるので、「人前でお口を開いて笑えない」という方も自信を持って笑顔になれます。
歯が黄ばむ理由がわかれば、歯の変色にも前もって対策ができますよ。
歯科医院だけが行える「ホワイトニング」で、歯を白くしてみませんか。
当院は、土曜も18時まで診療している通いやすい歯医者です。
インターネットの予約も24時間受付しておりますので、どうぞご利用ください。
▼歯医者でのクリーニングについて知りたい方はこちら▼
「歯医者が苦手な人は「予防ケア」での通院がおすすめ!~予防はこれからの時代の新常識~」