人生の幸福度がアップする!?インプラントのメリットとデメリット
皆さま、こんにちは。
桶川市 坂田の歯科医院「すなが歯科クリニック」です。
「インプラントって高いし、歯が無くなっても保険で補えるもので大丈夫」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
むし歯や歯周病などで歯を失ったときに、補う方法としてはインプラント・ブリッジ・入れ歯の3つが挙げられます。
インプラントは欧米諸国では普及しているものの、日本でのインプラント装着率はまだまだ少ないというのが現状です。
その理由として、実際に「インプラント治療をした後の人生についてイメージできない」という方が多いのではないでしょうか。
今回は、インプラントのメリットやデメリットについて解説しますので、治療を選択するときの参考にしてください。
Contents
人生の幸福度がアップするって本当!?インプラントの5つのメリット
治療時の費用はかかるものの、「残りの人生」という長いスパンで考えると多くのメリットがあるインプラント。
いったい、どのようなメリットがあるのでしょうか。
メリット① 天然の歯のような噛み心地
インプラントの最大のメリットは、天然歯のような噛み心地が得られることでしょう。
私たちの天然の歯は、硬いお肉からレンコン・ごぼうといった根菜類、皮付きのリンゴやカボチャなど多くの食材を「噛んで味わう」ことができます。
しかし、ブリッジは天然歯の約6割程度、入れ歯や約3割程度の噛み心地です。
柔らかい食べものばかり好むようになると、お口周りの機能が低下し、やがて全身の健康維持にも影響します。
インプラントで、あらゆる食材を噛めることは、喜びとなり、人生を豊かなものにするでしょう。
メリット② 美しい見た目
インプラントを選択する方は、噛み心地はもちろんのこと、「見た目が自然で美しい」ことを望んでいる方も多いのではないでしょうか。
インプラントの人工歯は、陶器の素材の「セラミック」が多く使われます。
セラミックは、ツヤがあり、他の歯と合わせた色合わせが可能なので、治療したところが目立つことなく、自然で美しく仕上がります。
メリット③ 他の健康な歯を削る必要がない
インプラントは、単独で顎の骨に埋め込むため、他の歯を削ったり負担がかかったりすることがなく安心です。
歯を失ってしまった部分を補いつつ、周りの歯も健康に維持できるのは大きなメリットといえるでしょう。
一方で、保険診療でできる部分入れ歯は、他の歯にバネをかける必要があり、ブリッジは、両隣の健康な歯を削って土台にしなければいけません。
支えるはずの健康な歯に負担がかかり、徐々に弱くなっていくリスクが伴います。
メリット④ 顎の骨が痩せるのを防ぐ
人間の身体は刺激がなくなると衰える性質をもっているため、歯が抜けたまま放置していると顎の骨は痩せてしまいます。
部分入れ歯がだんだん合わなくなってきた……そんなお悩みはありませんか?
歯がない部分の顎の骨が痩せ、合わなくなっていくのです。
インプラントは、顎にインプラント体を埋め込むため、噛んだ刺激が顎に伝わります。
顎が痩せることがないため、老けた印象がなく、美しいフェイスラインをキープすることも可能なのです。
シニア世代に朗報!インプラントで認知症が予防できるって本当!?
日本人の平均寿命は延び続け、いかに健康なシニアライフを過ごせるかが大切です。
できることなら、一生自分の歯で食事をし、毎日を充実させたいですよね。
インプラントが、シニア世代に役立つメリットをご紹介します。
咀嚼(そしゃく)力アップで認知症予防になる
高齢化が進む日本では、65歳以上の認知症の方は推定600万人ほどといわれ、2025年には700万人、5人に1人が認知症になるといわれています。
(出典:厚生労働省‐知ることから始めよう みんなのメンタルヘルス‐認知症より)
研究によると、歯がない人は、20本以上ある人よりも認知症リスクが1.9倍になるとの報告もあるのです。
インプラントは、天然の他の歯と同様に噛むことができ、脳への刺激が伝わって認知症の予防につながるでしょう。
身体機能の向上につながる
身体の衰えは、やがて生きる喜びや活力すらも奪ってしまいます。
今は当たり前に行えているご家族やご友人との楽しい会話や食事、趣味に没頭できることは身体が元気だからこそできるものです。
インプラントでよく噛めるようになると、身体のバランスをとりやすくなるので転倒の防止になり、お口からの栄養を十分に摂ることができるので、身体も健康に過ごすことができます。
誤嚥(ごえん)性肺炎の予防
誤嚥(ごえん)性肺炎は死因の第6位にある病気で、シニア世代の方は要注意の病気です。
(出典:厚生労働省‐人口動態統計月報年計概数)の概況‐2020)
このような症状はありませんか?
・ご飯を食べるとむせる
・食べものが口からこぼれてしまう
・飲み込みにくくなった
このようなお口周りの機能の低下を「オーラルフレイル」といい、誤嚥(ごえん)性肺炎のきっかけになる場合があります。
インプラントでよく噛めるようになると、お口周りの筋肉が刺激されて飲み込む動作もスムーズになり、結果として誤嚥(ごえん)性肺炎の予防にもつながるのです。
後悔しないインプラント治療のためにデメリットも知ろう
審美性や機能性をそなえたインプラントですが、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
費用がかかる
インプラント治療は自由診療なので、費用はすべて自己負担になります。
ところが、インプラントを10〜15年と使用している方は、なんと9割も。
治療後のメンテナンスをしっかり行っていれば、それよりも長くお使いいただけます。
(出典:厚生労働省‐歯科インプラント治療のための Q&A より)
ブリッジの寿命は7〜8年程度、入れ歯は5年程度といわれていますが、寿命がくる前に何度か治療があることがほとんど。
インプラントは治療費は全額自己負担になりますが、入れ歯やブリッジの治療をしたあとの修理費用や通院の手間を考えるとメリットは大きいかもしれませんね。
治療期間が長い
インプラントは外科手術を伴います。
「インプラント体」を顎の骨に埋め込んだ後は、骨としっかり結合するまで2〜6ヶ月程度待つ必要があります。
結婚式などの大切なイベントに間に合わせたいときは、早めに治療を開始しましょう。
インプラント周囲炎のリスクがある
インプラントは、歯周病のような「インプラント周囲炎」に注意しましょう。
これは、インプラントの表面に付着した歯垢(プラーク)が原因で、歯ぐきの炎症や骨を溶かすことがあります。
せっかく骨と結合したインプラントが、グラグラと揺れて最悪の場合抜け落ちてしまうことも。
インプラント周囲炎を予防するには、毎日のセルフケアと歯科医院でのプロのケアによるダブル予防が大切です。
定期的なメンテナンスが必要
インプラントは、毎日行うご自身での歯磨きと歯科医院でのメンテナンスが大切です。
しかし、「もし自分が寝たきりになってしまったらインプラントはどうなるの?」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。
じつは、インプラントはご自身の歯と同じようにお手入れができ、ケアとしてはそう難しくはありません。
当院では、ご家族の方や施設の方にも歯磨き指導を行い、ご自身で歯磨きを行えなくなったときの効果的なケアのポイントをお伝えしています。
患者さまの通院が困難になったあともサポートしますので安心してください。
当院では精密機器を導入し、高精度のインプラント治療を行っています
当院では、精度の高いインプラント治療に必要不可欠なCTを導入しています。
3Dの立体映像で、神経や血管、骨までも把握することができ、インプラント前の精密な診断と、精度の高い治療が可能です。
また、当院は厚生労働省が定めた外来環(歯科外来診療環境体制)の施設基準をクリアしている歯科医院です。
インプラントは外科手術を伴いますので、滅菌された器具の使用はもちろんのこと、シニアの方や持病を抱えている方も安心して治療にのぞめるように設備を整えております。
桶川市 坂田の歯科・歯医者【すなが歯科クリニック】では、無理にインプラント治療をすすめることはありません。
患者さまのライフスタイルやお口の状態に合わせ、ご相談しながらベストな治療をおこなっています。
その中で、インプラントに興味がある方、シニアの方や持病があり一歩踏み込めなかった方などはお気軽にご相談ください。